ロンドンのギリギリ生活

チューリップのようにフルーツが切られたフルーツサンドをさして天羽がほほ笑んでいる写真 Blog

一体いくらあれば生きていけるのか。渡英前に目を皿にして調べましたが、インフレの進行もあるし、個人差もかなりあると思うので、母数は一つでも多いほうがいいだろうと、僕もここに記しておきます。ちなみに上の写真は友達の家なので僕はこんな生活を送っていません。残念。ビンボー生活です。

物価の高いロンドンでも、こんな過ごし方もあるんだ~くらいに思っていただけたらいいかなと思います。そして、まったくロンドンで生活する予定がない方も、日本と比べてどんな感じかな~と楽しんでいただけたら幸いです。東京にいる時も生活費としては20万円前後くらいだった人です。

2024年2月総支出

CategoryBudgetSpend円換算(£1=190円)
家賃・光熱費£700£700133,000円
食費£120£72.5213,778円
交通費£140£105.9620,132円
健康・美容費£80£397,410円
通信費£20£81,520円
外食費£100£69.5413,213円
芸術・教育£200£24746,930円
雑費£100£12.982,466円
合計£1,500£1,255238,450円

家賃・光熱費:£700

白い樹脂の窓から見えるキジトラの猫が横切っている様子。その向こうにはギザギザした植物。
前の家はよく猫が通り過ぎて行った

以前家探しの記事は書いたのですが、そこから引っ越しました。荷物が少なければ、家具は備え付けだし、デポジット(保証金)はいるけど、基本的に礼金や仲介手数料が無いので、Notice(引っ越しの申告期限)やContract(最低契約期間)が緩やかなら、引っ越ししやすいのがロンドンの良いところ。僕は、まず多少高くても契約期間の少ない安心できる家を見つけてから、ゆっくり次の引っ越し先を見つけるのをお勧めします。

ただし、家賃に関しては本当に個人差があると思います。ネパールから来た友達は、同郷の子たちとフラットを借りているから一人当たり£450と聞くし、綺麗な部屋に住みたかったという台湾の子は£850くらいらしいし、£700くらいで自分のよく行く場所に1時間以内に行けて何かが壊れていなければ(大家がうるさいとか、汚さ過ぎるとか)「良い物件見つけたね!」となります。ちなみに全部フラットという住宅の中の一部屋を借りる時の話で、一人暮らしをしようもんなら最低でも£1,200はかかると思います。

新しい家は、光熱費(電気代だけ別)・家賃をざっくり合わせて£700くらいです。ヒーターを使うともう少し高くなる時もあります。すべては家賃次第といっても過言ではなく、企業ではなく個人が住宅を貸しているので、値段の平均値も当てになりません。マジで、時期と運(嫌いな言葉だ……)

食費:£72.52

スーパーで買ったトマトや卵、ニンジンや豆乳が並んでいる。英語で書かれた包装紙
だいたいこれで£15くらい。「MACKEREL FILLETS」は鯖缶。

多分激安だと思います。ちょっとこれはチートを使っているので弁解させてください。というのも、レストランで働いているので仕事に行く日はまかないが出るんですよ。更に、自宅での料理はペスキタリアン(魚や野菜、卵・乳製品は食べるけど、お肉は食べない)を実践しているので肉代がかかりません。お肉は割と高めで、UKで手に入りづらい薄切り肉を求めようもんなら…ひぃー。

ただ、スーパーの価格が比較的良心的なのはUKの良いところだなと思っていて、Sainsubry’s・TESCO(中堅スーパー)やALDI・Lidl(ドイツ系お安めスーパー)で買えばこんな感じです。

・バナナ5本:78p(148円)
・オーガニックニンジン1kg:£1.3(247円)
・豆乳1L:69p(131円)
・中トマト6個:95p(181円)
・全粒粉の食パン800g(二斤くらい):£1.3(228円)

この5カ月でも豆乳が50pから69pに値上がりしたりしているので、侮れませんが、他の物価を考えると割と優しい価格帯です。醤油やら味噌やらの調味料はこちらで調達しつつ、日本食材はあまり買っていません。食費を抑えるつもりなら、自炊できるのは勿論のこと、渡英前からオートミールやパン中心の生活でも大丈夫か慣らしておくと良いかもしれません。でも節約だけしてても仕方ないので、マーケットでチーズを買ったり、M&S(成城石井みたいな)でちょっと美味しいお茶を探したりして気は抜いてます。そして肉の代わりにプロテイン。

交通費:£105.96

地上駅のプラットフォーム等間隔に「BARBICAN」と書かれたサインがあり、壁はレンガ造り。夜の風景。
なんかこの駅、京王線を思い出してまったりした。

Suicaみたいな交通系カードOyster Cardというのがあって、それに£95チャージしたのと、引っ越しの時のUberが£8.69、レンタルサイクルが二回で£2です。

ロンドンの電車賃は(今から複雑なことを早口で言うのでしっかり読まなくて大丈夫です)、Zoneと呼ばれる区画があって、イメージとしては、東京23区内の中心:Zone1・区の外れ:Zone2・区外:Zone3・近隣県:Zone4…のように定められており、それをまたぐかどうかによって電車賃が変わり、更にピークタイムとオフピークタイムで価格が異なり、その上、30歳以下ならRailcardという30%オフになるカードを紐づけることができるとお得……みたいなシステムなのですが、ピーク時間に電車に乗るとちょっと錦糸町から新宿に行こうかな(イメージ)にも、£3.40(646円)かかったりするので、本当に勘弁して欲しい。ずっと横浜市営地下鉄に乗っている気持ち(おわりです。おつかれさま。)

でも、バスはどこまで行っても£1.75(332円)なので、時間を気にしなければバスに乗っている人も多い。僕は兎に角、先述のピークタイムを避けて、歩けるところは歩きで行く。という節約をしていますが、時間をお金で買うと思って、交通費は気にしない。ってするのもありかと思います。バスは遅れるのと酔うのが苦手であんまり好きくない…。

健康・美容費:£39

髪を切った後に自撮りをしている天羽と美容師さん
今お世話になっている美容師さん

最近は日常のメイクもしないので、基礎化粧品くらいしか買ってないし、UKの医療費は無料(薬代は掛かる)なので、£80も予算にたてなくてもいいかなと思いつつ、一応人前に出る仕事なので、美容院(£50くらい)に行ったり、歯の定期健診(NHSで£25.80)には気兼ねなく行けるように設定しています。ネイルとか、まつ毛パーマ、エステあたりに当たり前のようにいくと大変なことになると思うけど、それは日本も同じか。お任せできる美容師さんが見つからない(&高い)から、適当に伸ばして、帰国の時に切るって派と、アジア系美容室でカラーも定期的に…っていう二流派に分かれているイメージ。僕は信頼できる美容師さんが見つかってホッとしてます。

通信費:£8

月16GBまで使えて、通話とSMSし放題のSMARTYを、£8(1,520円)で使っています。これは数少ない日本より安いものだと思うけど、地下鉄では基本使えないし、街中でも電波悪いことあってそんなに信用なりません。たまにNetflixやNtliveのサブスクに入ろうかなと思いつつ、まだその時間が取れてないので、ちょっと予算が浮いています。

外食費:£69.54

バルサミコ酢がかかった薄めの一切れのピザ。後ろにはピザ屋の看板が見える。
日本のフードコートにもある、突然ビーッと鳴る心臓に悪い例のブツを持たされることが多いです。

ちょっとご飯を食べてお酒を飲めば£50は当たり前の都市、それがロンドンです。レストランで働いているからこそ、マジで外食費は高いなと思います(それでも来てくれる層、ありがとう…「価格が高い」って低評価レビューを見て、わかる…って思ってるよ)

でもやっぱり友達と会うときは、ご飯食べたいので、そんな時は、ホームパーティーするか、フードコートのように色んなお店が出店しているところでご飯を食べることが多いです。そうすると£8~15(1,520~2,850円)で食べられます。あとは、パブでビールを飲んでもハーフパイントにしたら£4くらい(760円)お酒強くなくてよかった。

でもそろそろいろんな国の料理とかも食べたくなってきたので、予算までは使い切っていいかな~とも思っています。日本食は…帰国してから食うか、家で作るかな…。あるにはあるんだけど、結構な額を払って微妙だったら泣いちゃうという理由で敬遠してます。日本でもかなりこだわってた人なので……。

芸術・教育:£247

装飾と豪華なカーテンが施された劇場のボックス席
ハミルトンが上演されているVictoria Palace Theatre

ひとつだけ予算越えしてる項目ですが、僕がロンドンに来た大きな理由の一つは観劇なので、これだけは糸目をつけないと決めていました。いつも最後尾に近いけど。

例えば、ロンドンに稼ぎに来た!って人は、ガッツリ削れるかと思いますし、語学学校やアンティーク、パブやらフットボール、旅行資金など、趣味や勉強に使う人もいると思います。僕の場合、ボイストレーニングが£85(16,150円)で後は全部ミュージカルや演劇のチケット代です。ダンスのレッスン(£15くらい)とかも行きたいなと思いつつ。

チケット内訳(何か月後かのチケットを先に買ったりもしています)
・Don’t. Make.Tea.:£13
・Hadestown:£20
・Before After:£10
・Why Am I So Single?:£20
・Operation Mincemeat:£28.80
・Moulin Rouge! :£41
・The King and I:£30

雑費:£12.98

生活必需品とか、服とかもこの予算から買うようにしています。基本的に日本に持って帰るのがめんどくさいので、あまり新規の服は買うつもりはないのですが、お洒落したくなったら変わるのかなぁ…。この月は、耳栓と、洗剤、靴下を買いました。来月はIKEAへ行って水筒を買いたい。

合計:£1,255

青い空に5分咲きの桜
ロンドンにも桜はある。というか結構多い。

それぞれの項目が多少超過することはあっても、他で補える範囲なので今のところ予算超過したことはなく、仕事に忙しかった(=芝居行ったり、友達と遊ぶことが少なかった)12月は£1,050ほどで生活したりもしていました。

外食費なんて、東京に住んでいたころのほうが使っているし、日本でスマホやPCを買い替えてきたので、そのあたりを考えなくていいのも助かってます(どうか壊れないで……)YMSや留学でロンドンにいらっしゃる方の目的はそれぞれだと思いますが、一応僕はこんな予算でも、日々を楽しんで生きています。ロンドン生活についてのブログはコメント欄を解放してみたので、質問があったら、お気軽に~!

浮いたお金は、定期預金(6%も利息が付く!)に入れて、旅行したくなったり、演出のワークショップに通いたくなったり、体調を崩して働けない時に備えて貯金しています。ただ4.2%のインフレが進んでいるので、単純計算すると同じ生活しても来年には£1,305になります。バクバク。

たくさん消費しなければ、その分働く時間を減らせて、勉強や読書、そしてこうやってブログを書く時間が作れるので幸せです。そんな気持ちが気になる方は、よかったらこちらの記事も読んでみてください。

イギリス生活御用達アプリ

イギリス生活や海外生活で使うあれこれには、友達紹介でもらえる特典が多いので、もし下記のリンクを使っていただけたら、僕もあなたも特典があるので生活が潤います。ちなみに、各サイトやアプリの使い方は「○○ 使い方」で素晴らしい記事たちが出てきます。

WISE:とても安いレートで海外送金できる。ちょっと複雑だけど海外生活や旅行に必須なアプリ。デビットカードも作れるので、海外旅行の際にもお勧めです。 紹介リンク経由で75,000円分の送金手数料が無料になります。

MONZO:イギリス在住者向けの無料で作れるオンラインバンクです。給料の振込口座として使うと1日早くお給料を受け取ることができます。お互いに£5もらえます。

giffgaff:日本に無料でSIMを送ることができます。そのため現地に着いた瞬間からスマホを使えるのでとても安心しました。このリンクからの申し込みで、お互いに£5獲得できます。

もし、この記事書き手の天羽尚吾を知らないよ~という方がいましたら、作品をご覧いただいたり、Instagramをフォローしてもらえたら嬉しいです!

3 件のコメント

  • こんにちは。イギリスの舞台にふと興味が出てきたので、現地で舞台の仕事をしている日本人はいないか探して見つけました。
    夢に向かって努力している姿が素敵です。
    生活が大変でも、やりたいことがあるから乗り越えられるというのが伝わってきました。(でも充分、良い生活をされていると思いますよ)
    いつか、イギリスへ行ってAmoさんの舞台を観たいです。

    質問ですが、イギリスの舞台は、やはり日本を含め他の国の舞台よりも優れている点があるのでしょうか?Amoさんが直接イギリスの舞台を観て、他の国の舞台と違ってここがすごい、と思うポイントを教えてくれたら嬉しいです。

  • Susana様
    お返事遅くなってしまってすみません。
    現地で演劇の仕事に携わっている日本出身の方は、たくさんいらっしゃいますよ~!僕も携われるように頑張ります。
    何をもって「イギリスの舞台」「優れている」とするかもなかなか難しく、回答を悩んでいました。ちなみに僕はニューヨークや韓国演劇について明るくないので、日本とUKの浅めの比較くらいしかできないのですが、観客として便利だなと思うのはチケット購入ですかね。日本の映画館のように座席指定で購入できるのと、座席によって値段が異なるので、後ろの方の席で良ければかなり安価で観劇ができる点です。Seatplanという有志によって集められた座席から舞台の見易さのレビューサイトがあって、それとにらめっこしながらチケットを買っています。

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