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  • 在英3年目が伝えたい、はじめてのロンドン

    在英3年目が伝えたい、はじめてのロンドン

    イギリスに住み始めてそろそろ3年、友達がちらほらと遊びに来てくれるようになりました。嬉しすぎる…!

    せっかくなので、在英3年目の自分なりに、暮らしてみて分かったことや、おすすめをまとめました。すべて個人的な経験に基づくアドバイスで、円安に震える節約家な視点なのはご了承ください。長くなりそうなので気になる項目からどうぞ。

    飛行機

    飛行機内での日焼けに注意

    今まではずっと、SkyscannerやらGoogleフライトで安くて合計30時間以内の飛行機を探しまくっていました。が、先日遂にJALの直通便を利用してしまい、時差ボケ完全対応の利便性の味を占めてしまった…。悔しい。時間に余裕がある人は中国系エアライン(安いし機内食がマジ中華で楽しかったりする)、お金に余裕がある人は直通便、をおすすめします。私は時差ボケにとてつもなく弱いので、出国5日前くらいから1時間ずつ起床時間を調節したり、飛行機の中でも現地時刻に合わせて眠る。など調節しています。

    現地での支払い

    よほどローカルなマーケットに行ったり、配管工に作業費をまけてもらう時を除けば、カードのタッチ決済が基本です。マスターカードやVISAの海外利用もできますが、レートが悪かったり、手数料が高かったりするので、WISEのマルチカレンシー口座+デビットカードで支払いがおすすめです。もう諦めたくなったかもしれませんが、思ったより複雑じゃないです。

    WISEは、1つの口座で複数の通貨を管理できるサービスです。

    ・自分の銀行口座から、WISEの日本円口座に送金
    ・WISE内で日本円をポンドに両替 ※この時の手数料が安く、レートが良い
    ・WISEのポンド口座から、デビットカードをつかって現地で買い物。

    詳しい解説は公式サイトに任せるとして、こちらの紹介リンクを使っていただくと、発行手数料1200円のデビットカードが無料、もしくは、75,000円までの送金手数料が無料、どちらかの特典を貰えて、僕にも紹介特典あります。

    iPhoneユーザーならApple Payにも対応しているので物理的なデビットカードを注文せずに、タッチ決済するのもありです。

    WISEを作るのが面倒だったら、ソニー銀行も候補の一つです。外貨普通預金口座に残高があれば、支払いの手数料がかかりません。

    SIM

    名前が印字されてるとなんか嬉しい

    イギリスの電波は基本的に日本より弱いです。地下鉄では電波がないことが多いですし、フリーWifiも信用ならないので、SIMを契約するのがおすすめです。僕がイギリス生活を始めたときから利用しているのはgiffgaffというSIMで、Pay as you goという縛りの無いプランなら、15GB £10や、25GB £12から利用できます。(2026年現在)

    また、現地の空港でバタバタしたくない方たちに嬉しいのが、日本に無料でSIMを送ってくれることです。アクティベートしてプランを始めるまではお金は掛からないので、渡英一か月~二週間前にはSIMの申し込みをするのがおすすめです。またもや、£5の割引が受けられる紹介リンクを置かせていただきます。詳しい使用方法は「giffgaff 使い方」で検索!(人任せ)

    短い滞在の場合や、多少高くなっても問題ないようなら、現地の空港でSIMを購入したり、povoなどのエリアトッピングを利用するのもありかもしれません。ちなみにgiffgaffはヨーロッパでも追加料金なしで使えるので、イギリスを拠点に旅行する場合にもおすすめです。

    ロンドンの土地勘と移動

    東京湾はないものの、だいたい東京と似たようなサイズ感の街、ロンドン。そしてその下には、世界最古の地下鉄が張り巡らされています。

    エリア

    治安については、まずロンドン自体が、東京と比べると大雑把で埃被っているような所なので、どこでも注意が必要です。また声を大にして言いたいのが、一番スリや携帯を盗まれることが多いのは、観光地のピカデリーサーカスやチャイナタウン、SOHOです。人がいっぱいいる時こそ気を引き締めましょう。

    一昔前は危険と言われていた地域も、再開発によって若者やアーティストに人気の街に→家賃があがりつまらない街に…というのを繰り返しているロンドンです。東西南北色んな所に住んできましたが、確かに東の方はちょっとやんちゃ度が高くて、北は割とファミリー層が厚く西はお高い物件が多く南は再開発が進んでて若い。みたいな印象はあります。大きな荷物を運んだり、夜遅くに帰ったりすることもあるのなら、地下鉄の駅から7-10分以内に拠点を構えられると便利だと思います。

    Tube(地下鉄)

    上記のイメージにある1~6と書かれて色分けされているのが、Zoneです。Zone1(ゾーンワン)は、だいたい山手線の内側くらいのサイズ感で、主要な観光名所は大体ここにあり、Zone2にはローカルなスポット、Zone3以降はほぼ住宅街で、Zone6には多くの人が利用するヒースロー空港があります。

    駅ごとではなく、Zoneによって電車賃が変わります。観光で乗りまくったら電車賃がとんでもないことになるのでは?と恐れなくて大丈夫。Capと呼ばれる一日の上限金額があるので、一定金額より多く払う必要はありません。より交通費を抑えたいときは、バスがおすすめです(区間に関わらず一日の上限金額が£5.25)

    Zone1内なら、一時間くらいで歩けちゃうので、よくお散歩しながら目的地に向かっています。決して電車賃をケチっているわけでは…

    Zone1に宿を確保できれば便利ですが、ローカルな暮らしも垣間見たいのなら、Zone2-3あたりがおすすめです。

    カジュアルにきつねと会えるかも
    バス・地下鉄のルール

    エスカレーターでは右側に立つ
    イギリスでは左側を歩いて登りたい人たちのために開けておくのが公式ルールとなっていることが多いです。

    Tubeのドア付近に立ち止まらない
    地下鉄は小さいので、日本と同じように降りる人が先・乗る人は後、がマナーになっています。後ろの人がつっかえてしまうので、降りる時はとりあえずさっさと降りて、壁に張り付き、混雑が落ち着いてからWAY OUTと書かれた出口や乗換方面を探しましょう。

    OysterよりコンタクトレスカードやApple Pay
    昔はOyster Cardと呼ばれるSuica/Pasmoのようなカードが使われていましたが、今はタッチ決済のカードで電車・バスともに利用可能です。また、別のカードを使うと正しく交通費が計算されないので、同じカード・端末でタッチすること。

    バスは乗るときだけタッチ
    バスはどこまでいっても£1.75なので降りる時にタッチをする必要はありません。また、最初のタッチから60分以内なら追加料金は発生しないので、バスの乗り換えも安心。降りる時に「Thank you, driver!」と、お礼を忘れずに。

    街歩きの服装や持ち物

    ロンドンの人々は基本かなりカジュアルです。観光客の「I LOVE LONDON」Tシャツなんて日常茶飯事ですし、ユニクロはどんどん市民権を得ています。ちょっとおしゃれなレストランに行くときも、靴を履いて、シャツとパンツ(ジーンズでも)、もしくはワンピースでも着ていれば、特に気にされません。

    無くさなければ物持ち良いのよ。無くさなければ…

    歩きやすい靴
    水たまりを踏んだりすることもあると思うので、ピカピカの新しい靴よりも履きなれた靴を。私は最近BrooksのGhostというスニーカーにハマってます

    折りたたみ傘や防水ジャケット
    夏以外はいつ雨が降るか分かりません。BBC WEATHERで天気予報を要チェック。

    水筒
    水を汲める場所はいっぱいあります。硬水が苦手な人はVolvicを探してください。日本のお水に慣れている人は、ミネラルでお腹がゆるくなるかも?

    スマホ
    電動自転車で一瞬で盗まれます。ストラップを付ける人もいますが、そのままぶらぶらと持ち運ぶのが怖いので、歩きスマホはせず、スマホを開くときは、道路に面していない所で立ち止まってから開きます。チャックの無いトートバッグや、バックパックには入れない。食事中に机の上に置きっぱなしにしない。などに気を付けています。使っているときもこんな感じで、両手でガード。(手首にかけられるストラップはあってもいいかも?)

    このブログを読むとき、私もまたブログを読んでいるのだ…

    身分証と鍵の入った小さなケース
    無印良品のカードケースをバッグに取り付けて絶対に無くさないようにしています。日本人は若く見られることも多く、お酒を買う時に年齢確認を求められることも多いです。タッチ決済可能なカードもここに入れておくといいかも。

    ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン
    ロンドンの地下鉄はびっくりするほどうるさいです。イヤホンや耳栓の携帯をお勧めします。ちなみに僕は2回無くし、2度壊しました。呪い…?

    折り畳みエコバック
    買い物袋は基本的に有料なので、鞄の中にエコバックを忍ばせるのがおすすめ。

    サングラスや帽子
    特に春~夏に来る場合は、必需品です。帽子の下にマーマレード付きのパンを忘れずに

    変換プラグ
    イギリスのコンセント(Socketと呼ばれることが多い)は、日本とは形が違うので充電が必要な際には

    何を食べる?

    野菜中心の生活を送っているので、美味しいヴィーガンレストランならいくらでも知っているんですが、それはまた別の話として…

    レストランは!高いぞ!
    地震のない国だからできる壁一面のボトルたち

    ウエイターが料理を運んでくれる形のレストランなら、チップの代わりにサービスチャージが12%から15%はかかります(自動的に加えられていることが多い)。一人当たり£30-50は最低でもかかると思っていったほうが良いでしょう。美味しい店ほど混んでいることが多いので、予約は必須です!大抵インターネット上で予約できます。

    美味しいレストラン、面白いレストランもありますが、安い!うまい!を求めるなら日本っていう国がおすすめです。福岡とか…。

    ストリートフードで各国の料理を楽しむ

    ロンドンは多国籍な都市で、色んな国の料理が食べられるのが楽しみの一つ。うまくさがせば、「ガチ・エチオピアンフード」とか「ガチ・ウイグル料理」とかが食べれたりします。とはいえ、いきなりレストランに飛び込むのも勇気がいるので、そんな時におススメなのが、フードコートやフードマーケットです。

    テイクアウェイ価格になるので、レストランよりも安く£15~20くらいでお腹いっぱいになります。有名どころでいつも混雑しているBorough Market(バラマーケット)、中心部のおすすめSeven Dials Market、新しいフードマーケットMarket Place Food Hall Leicester Square、教会の中のフードコートMercato Mayfair、ちょっと安めなMercato Metropolitano…などなど。月曜日はおやすみだったりするので要チェック。

    スーパーでMeal Deal

    各スーパーマーケットで売っているのが、ランチセットをお得に購入できる「Meal Deal」

    ・サンドイッチやSUSHI(寿司とは呼ばない…絶対に…)
    ・ポテトチップス(イギリスではクリスプと呼ばれる)やお菓子
    ・ドリンク

    以上がセットで、£5前後で売られています。レジに持って行って、その3セットを含めるお会計をすれば自動的にセット料金が付与されます。

    個人的には、店内調理(たぶん)のパンと、サラダか何かを買って、£3くらいで済ませることが多い。ベンチや公園の多いロンドン。ちゃっと買って、気軽にピクニックはロンドナー流(たぶん)

    野菜やクリスプをディップやフムス(ひよこ豆のペースト)につけて食べるのもおすすめ
    ロンドンで自炊

    宿にキッチンがついているのなら、料理してみるのもおすすめ。日本ではあまり見ない食材を使うのも、恋しくなった時に日本食を作るのも旅の楽しみ。僕はカロリーが不足すると低血糖になるので、とりあえずグラノーラと豆乳、バナナを仕入れて毎朝食べるところから始めています。

    また、Too Good To Goというレストランやスーパーマーケットで廃棄になりそうな食材を低価格で購入できる環境にもお財布にも優しいアプリがあり、当たりはずれもありますが、何日か凌げる食材の量になることも。★4以上のお店を利用するのがおすすめ。またまた紹介リンクを貼らせていただきます。

    その他にも、一通りのファーストフードやら、カフェなどもあるので、ロンドン市内なら餓えることはないでしょう。あとパブ!いっぱいある!(雑)

    日本ではできない食体験として、イギリス風にアレンジされている日本食を食べるがあると思うんです。別に美味しいわけじゃないんですが、なんかおもちゃみたいな味がするSUSHIとか、何かといろんなものを挟んでくれるSUSHI DOGとか、ストロベリーホワイトチョコレートMATCHAとか、これは違うんだけど…と思いながら食べるのもまた面白いです。

    何をする?

    初めてロンドンへ行った2014年。実は、「ニューヨークの方が陽気だし、東アジア旅行のほうが安くて楽しいな…」なんて思って帰りました。でも、暮らしてみると、多様な楽しみ方があって、奥が深いことがわかったので、少しでもその魅力を伝えられたらと思っています。

    散歩

    こんな感じの公園はロンドンにもたくさんあるし、ちょっと足を伸ばせばハイキングできる森やテムス川に沿ったウォーキング。個人的に好きなのは、Primrose HillHampstead Heath、丘の上にあるのでロンドンの街を見下ろせます。

    街を歩けば、何百年も根を下ろす歴史的建造物から、品川のようなビル群、街を横断するテムス川、バンクシーのアートなど、多くの人を魅了する都市の威厳があります。

    アートやカルチャー
    私が描かれているアート教室

    ダンスのクラスや、Life drawsingとよばれる人物デッサンのクラス、陶芸などなど、英語でのコミュニケーションがあまり得意でなくとも見よう見まねで楽しめて、レベルもバラバラなクラスはたくさんあります。

    恋人同士だったふたり

    無料で入れることも多い美術館や博物館は、僕に頼まれなくても行くと思いますが、個人的には音声ガイドがあるとより楽しめるかなと思います。また、完全英語になりますが、テーマを絞ったガイドツアー(例えば大英博物館におけるLGBTQ+の展示に着目したツアー)などは、より新鮮な目線で鑑賞できるかも。

    特に夏には、ミュージックフェスティバルが毎週どこかで開催されてますし、ロンドン近くだと無料で入れるイベントも。

    ショッピング

    蚤の市(Free MarketじゃなくてFlea Marketなの知ってました?)や、古着・古物屋さんだけど売り上げが寄付されるチャリティーショップなどで、ヴィンテージな服や小物をショッピングするのも楽しいです。新宿伊勢丹みたいなポッシュな所なら、Selfridgeなどなど。

    Hackney Flea Market
    人気で大きめの蚤の市

    Go East Vintage Markets
    上の写真のマーケット。工場跡地で行われていてカッコいい

    Shop from Crisis
    個人的に好きなチャリティーショップ。でもどこに行ってもそれぞれの個性があるので、いくつか見て回るのがおすすめです

    全く知らないけど、フットボールなどのスポーツとか、クラブとか、インディーズバンドのライブとか、カルチャーと名の付くものならなんでもあります。生成画像には反対しているし、AIセンターの水の使用量とかも気になりますが、AIに「〇月にロンドンで行われるライフドローイングクラスを教えて」みたいに聞いてみて、出てきたリンクから色々探してもいいかもしれないです。

    舞台を観に行こう

    よくぞ!よくぞここに来てくれました。わーい、本領発揮だ~!とはいえ、舞台はロングランのウエストエンド作品以外、時期によって演目が異なるので、なかなかおススメが難しいのですが、ロンドンに来たのならぜひ劇場にも足を伸ばしてみてください。

    ウエストエンドミュージカル

    日本でも有名なウエストエンド作品と言えばSIXやMatilda、今もロングラン公演を続けています。ミュージカルの良いところは、キャストによるレコーディングが各音楽配信サイトで聴けるので、予習してから本場を観に行けることですね。ブロードウェイで産まれた作品ですが、Hamiltonなんかはオリジナルキャストの公演をDisney plusで視聴した上で観に行けるので、英語に自信が無くても(私はラップなんて初見じゃ全然聞き取れないですし…)楽しめます。

    また、チケット入手困難&高値ですが、今最も熱いウエストエンド作品と言えば、パディントンのミュージカル!子供から大人まで楽しめる作品で、映画が基になっているのでストーリーも追いやすい。良く出来すぎな作品と言えなくもないですが、パディントンのパペットも可愛いし、歌も素敵だし、移民としてこの国にやってきた天羽には自分が祝福されているような気持になって涙なしでは観れませんでした。

    ちなみにチケットの取り方は、最安を求めるのなら劇場のホームページに行くか、当日劇場のボックスオフィスに直接行って、安いチケット無いですか?と聞いてみるのがいいですが、TodayTixというアプリ/サイトを使用して取るのが楽です。当日朝10時になるとRush Ticketと呼ばれる安い席を予約できたりもします。しかし基本的に早めに予約したほうが、良い席をそれなり~安く手に入れられます。

    オープンエアーシアター

    夏の間に訪れるならお勧めしたいのが、リージェンツパークの野外劇場「Regent’s Park OPEN AIR Theatre」寒くなった時のためのジャケットや、カッパは必須ですが、それすら含めて、公園の中で舞台を観る体験が最高なのでおすすめです。あんまりおもしろく無い題材でも、ここで見るだけでちょっとスペシャルに感じてしまう。

    グローブ座

    一年中半屋外で観劇出来るのは、Shakespeares Globeです。安いチケットだと下で立ち見になりますが、立ち見で観劇する経験も貴重なので楽しいです。シェイクスピアや古典を中心に上演されていて、のどかながら力強いパフォーマンスを観賞できることが多く、ロンドンならではの演劇経験です。

    戯曲家のための劇場と名を打つRoyal Court、クィア演劇を中心に上演するKing’s Head Theatre、野心的な新演出を多く上演するAlmeida Theatre、別にお芝居を見なくてもちょっと休憩したりコーヒーを飲んだり、打ち合わせするにもちょうどいいNational Theatreなどなど、特色ある劇場が多く、いくつ目とお金があっても足りないです。

    劇場内での飲食

    ロイヤルアルバートでオペラを観るとかでない限り、普段気で問題ないです。そして、イギリスの殆どの劇場では上演中に飲み物を飲むことが可能です。劇場の中にはバーがあり、ワインや演目に合わせたカクテルなどを楽しめます。また、幕間にはアイスクリームを食べる習慣もあり、開演時間の30分前には劇場に行って探索してみるのも楽しいかもしれません。

    パディントン用に装飾されたトイレ

    劇場に入る前に、チケットを見せるよりも先に荷物チェックがあるので、列に並んだら鞄を開けて待機しましょう。

    ロンドンの愛し方

    ロンドンの難しさは、楽しみかたが多様なことだと思います。やれることがいっぱいあるので、自分の中で明確なテーマやプランを立てないと、なんとなく大英博物館へ行って、なんとなくビックベンをみて、なんとなくショートブレッドを買って帰る…。と、なりがち。土台を固めたうえで、何かテーマを決めたり、自分の偏愛を深ぼったりすると、充実するかもしれません。たとえば、さまよっているショッピングカートを探したり…

    ちなみに、ロンドンから少し足を伸ばして街並みの美しいコッツウォルズや、逗子のような海辺の街ブライトン、そしてなによりユーロスターを使えば電車でパリやアムステルダムへも行けます!なんでその紹介が無いかって?3年も住んでいるのに未だにヨーロッパに行ったことが無いからです…。旅行費用をチケット代に注いでいるからです…。これも一つの偏愛…。

    電車やバスが止まったり、道に迷ったり、寄り道しちゃったり、なかなか予定通りに行かないのが旅。いつも時間には余裕をもってお過ごしください。

    余裕と言えば、日本と比べてトイレは少ないので、家を出る前、パブや観光名所に行ったときなど、早め早めにお手洗いに行くことをお勧めします。ちなみにイギリスでは、トイレをトイレと呼ぶので「Where is the toilet?」で通じますよん。

  • 好きでいられるのなんて今だけ

    好きでいられるのなんて今だけ

    高校を浪人している先輩が流した東京事変の入水願いを聴いたとき。生と死の狭間のような香り、大人で、自立しつつも、内心はしっちゃかめっちゃかな危うさを内包する女性を具現する椎名林檎の世界に胸を打たれた。仲の良い友達はこぞって聴いていたし、かんぽ生命のCMに出演して、彼女と間接的に仕事ができたときは心が震えた。

    ただ、「選ばれざる国民」の歌詞「平等なんて強弁」に疑問を持ったり、赤十字マークを模したグッズ展開やそれに対する対応、ゆうてこの人、女性たちやゲイコミュニティを具体的にサポートしてるわけじゃないよなと思い始めたり、あとは単純に音楽の好みが変わったり、段々と遠ざかっている。

    良かったなと思うのは、好きだった時に全力で好きで、コンサートに行ったり、椎名林檎縛りカラオケをしたり、何にも代えられない時間を過ごせたこと。彼女が変わったのではなく、私が彼女のファン層ではなくなっただけだろう。

    手持ちの和服をどうにか合わせて行ったライブ

    学校でいじめられた頃、ハーマイオニーを自分に重ねて必死に勉強して、サンタクロースに何度もお願いしたホグワーツ入学許可証は、永遠に届かなかった。いや、届かなくて良かったかもしれない。

    作者のJ.K.ローリングは、トランスジェンダーに対して差別的な発言を繰り返してきた。また、ハリー・ポッター関連コンテンツからの莫大なライセンス収入でビリオネアとなり、その資金力と影響力を用いて、トランスジェンダーの権利を制限すると批判される法的運動や団体を支援した。好きだった自分を否定するつもりはないけれど、トランスコミュニティの一員である私を排除しようとしている彼女を支持する理由なんて無いし、一円でも入れてたまるか。と、中指を立てながら英国で生きている。

    表舞台に立つこともある私にも同じことが言えるだろう。

    ブログではわざわざ参考文献のリンクを貼りながらなんか怒ってるし、インスタでは英語ばかりでしゃらくさい。と思う人もいれば、ブログから僕を知ってくれた人や、だからこそ信頼してくれる人もいるだろう。人生のどの瞬間も、それぞれ全力で天羽尚吾してきたので、何処かのいっときだけでも、誰かが僕を好きと思ってくれる時間があったのなら、個人として、表現者として、かけがえのないものだし、あなたも幸せであって欲しいなと願う。

    ハリポタ無しでも全然ファンタジーなイギリス

    何かを好きだと表明することは、自分の性格や夢、人間性、個性を表す重大なものになりつつあると思うし、「作家」や「アーティスト」が何をしたか、どんな意見を持っているのかが、書籍やインターネット、SNSで分かるようになった。作家と作品の関係性について、ファンが倫理的に、そして一個人としてどうすればいいのかは、より複雑さを増している。

    今の私は、ある程度、しっかりとした大人として(しっかりした大人になろうとしてる人として)、他人が作り出したものに、自分の魂を100%預けることはしないようにしようと思っている。

    エンターテインメントや芸術を享受して、大笑いしたり、号泣したり、心の拠り所にしたり、影響されたり。そんな、一生をかけて好きで、好きすぎた挙句、愚かにもアーティストを名乗ってイギリスまで来てしまったロマンチストであることはやめない。やめらんないよそんなの。

    だけど、批判的・内省的な視点を同時に持ち続けることはできる。ヴァージニアウルフは好きだけど、ユダヤ人差別的な記録も残ってるよねとか、進撃の巨人は原作者がアルミンが殺戮を肯定しているように聞こえる台詞を書いたけど反省して変えたところまで含めて好きでいたいよねとか。そのために学べることがたくさんあるし、その学びを通じて新しいものを好きになってゆく。

    自分の手の届くところにどんなものがあるのか、自分にどんな歴史があるのか、周りの人が好きなもの、言語、色や感覚。自分でも手の届かないところにある要素の繰り返しの上で、私たちは何かを好きになったり嫌いになったりする。それはいたって自然で、私は私の好きなものを通じて私を縛る必要なんてない。

    ああ、喉から手がでるほど欲しかったabilletageの首に着けるコルセット、あの日に買っておけばよかった。

    追記 2026年7月18日
    より哲学的アプローチに興味を持った方には、こちらの記事が面白いかもしれません。参考文献も豊富です。:ファンダムの倫理学の見取り図

    本記事執筆前に、Monsters: A Fan’s Dilemma by Claire Dedererを読んで、よりスッキリと記事を書きたかったのですが、力強い個所はありつつ、なかなか煮え切らなかったので、特におすすめはしません。

  • ロンドン在住演劇人、放送大学に入ってみた

    ロンドン在住演劇人、放送大学に入ってみた

    大学受験期に舞台俳優としてのオファーがあったことや、学費は全然なかったことから、今日まで高卒を貫いてきました。とはいえ、主にフェミニズムやクィア・スタディーズから、人文系の本を読むようになったり、自分の研究したいことができてからは、大英図書館に行ったり、ネットに転がっている論文を読んだりして、「アカデミアいいなぁ~小論文を教授に採点して欲しいよぉ~」と想いを募らせてきました。

    放送大学にした理由

    本当は英国の大学に入りたかったのですが、留学生の学費が3倍なんてザラで(£27,780/year = 年間600万円の授業費)、放送大学が海外在住学生の募集を始めたことを知り、興味を持ちました。

    自分のペースで勉強できて、1科目(2単位) あたり12,000円最安77万円で卒業を目指せるという学費の安さ、学割の適用、面白そうな科目に惹かれ、物は試し。の気持ちで入学しました。進研ゼミ続かなかったけど、これは続けるぞ‥。

    余談です。放送大学はThe Open University of Japanといって、イギリスのOpen Universityを基に作られましたが、そちらは他の大学よりは安いものの卒業までに£24,528 = 530万円という奨学金を獲得する前提な金額です。しかし、SettlementというVisaを取るまでは基本的に奨学金が取れないので、あと4年くらい待たねばならず、かつ、専門的に学びたい分野はMA(大学院)に行かねばなので、そちらはおいおい考える予定です。

    受講している三科目

    2026年度の第1学期は何も考えずに全部とれと言われる「基礎科目」を中心に受講しました。

    日本語リテラシー(’26)

    日本語の説明的な文章を書くための基本的実践能力を養う。その過程で必要となる知識やスキルに対応して授業を構成する。

    放送大学科目案内シラバスより

    Eテレのような雰囲気で授業が進む割には、結構難しい日本語リテラシー。パペットのマー君を、セサミストリートでエルモを演じる松本健太さんが演じるという豪華さ。僕がブログを書く時のような共感を得たり、パーソナリティをあらわすような文章とは違って、感動を排除して心では無く脳に伝える分かりやすい文章を目指すことから始まります。

    より良い思考の技法(’23)-クリティカル・シンキングへの招待-

    情報を的確に評価し、合理的に考えてより良い判断を下すための実践的な思考法が「クリティカル・シンキング(批判的思考)」である。これは相手を否定する「批判」ではなく、自分の推論を意識的に吟味する内省的・熟考的思考であり、また証拠にもとづく論理的で偏りのない思考法である。本講義では、さまざまな学問領域、市民生活、職業実践に共通する汎用的思考スキルとしてクリティカル・シンキングの基本を学び、さらに「実践」として現代社会の具体的な問題場面への適用を考えていく。

    放送大学科目案内シラバスより

    疑似科学やオカルトを信じる働きを理解する認知心理学の研究に取り組む教授によるクリティカルシンキングについての授業。特にテキストを読んでいると文章が脳内で滑って行ってしまう事が多いので、教授や聞き手の黒澤さんの鋭くユニークな視点によってなんとか理解が進んでいます。エコーチェンバー生存者バイアスなど、既に使っていた言葉のおさらいなども。

    英語で発信する日本文化(’26)

    かつて高度な英語力で日本文化を発信した人たちの英文や、講師がこの科目のために書き下ろした英文を使いながら、「日本文化」を語ることを通して発信型英語教育の一類型を示す。

    【授業の目標】
    ・日本文化について英語を通して考える
    ・日本文化について英語で発信した達人たちの文章表現を学ぶ
    ・日本文化について英語で発信する

    放送大学科目案内シラバスより

    イギリス住んでるし英語科目なんて余裕でしょ~と高を括っていたら、英語と日本語には言語・文化間にかなりの差があるので、文法をきちんと理解して学びましょう。という方向性なので、全然知らない単語とか、聞きなれない文法の嵐で、普通にヒーヒーしています、それこそ自分が逃してきた知識なので、真摯に学びます。

    学習スケジュール

    放送授業の放送やラジオは全てインターネット上で聞けるので、教材が届き次第いつでも学習を始められます(面接授業と呼ばれる実際に学習センターへ行く授業もあります)

    4月から学び始め、5月中旬に通信指導と呼ばれる中間試験のようなものがあり(半分くらいまで課題終わってますか~?という確認のような試験)、それを提出すると、7月中旬に行われる単位認定試験を受けることになります。

    授業は45分間で全15回。4月から7月中旬までの17週間、1週間に1コマ進めていけばいいのですが、仕事が忙しくなることもあるだろうし、試験前に復習の時間も設けたいので、出鼻をくじかれた4月の3週から、だいたい週に2コマ進めるようにしています。しかし、とするとですよ。3科目取ったら、週に6コマ進めなくちゃいけないんです。

    授業を観て、テキストを読み、必要な所はノートにまとめたり、自主課題をやってAIに添削してもらいつつ…という勉強方法で進めていますが、かなりガンガン進めないと週末がやってきてしまい、「参考文献も漁りたいな~」なんて思ったら終末が……。このやり方で1コマ60-90分ほど。つまり、週に6-9時間必要。電車でテキストを読むなど、隙間時間を有効利用しないと社会人には厳しそう。

    ADHDなのもあって、2倍速で授業を聞いて(safariやchromeのVideo Speed Controlのアドオンを導入しています)、気になった時は一時停止をする。が可能なのが本当にありがたい。放送大学だからこそできることですね。どこの大学もゼミじゃない講義は録画してくれたらいいのになー。

    思ったこと色々

    質問箱がイイ

    教授に授業に関しての質問を送ることができるシステムがありました。英語の授業で、productiveを「発信型の」としていた訳について質問したところ(Oxford dictionaryではその使用方法が見つからなかった)、『第二言語習得の分野では、言語を産出すること(四技能の区別で言えば話したり書いたりすること)を production といい、その形容詞系として用いた』と参考辞書と共に回答してくれて、勉強になりました。良い質問をするぞ。と授業に臨むのは良い姿勢かも。

    科目同士のつながりを感じる

    基礎科目だからでしょうが、の授業でも、演繹法(Inductive Approach)と帰納法(Deductive Approach)についての講義があり、色んな視点から理解することによってようやく意味が掴めてきました。英語の成り立ちとしては、≪in「中へ」とde「外へ」》に≪duco(ラテン語で「導く」、ダクトも同じ語源)》が合わさってできた言葉と学び、漢字よりイメージが湧きやすい感覚がありました。

    一人で勉強しているさみしさ

    Blueskyの放送大学フィードや、Twitterにちらほら学生はいますが、私はスクーリングを伴う授業は取れないのでキャンパスライフは無いに等しい。このブログを読んで、友達が始めてくれないかな…とか思いつつ、周りの友達に今日はこんなことを学んだ!という話を押し付けています。

    施設は充実しているけど

    オンラインで使える図書館があり、文献を探すこともできるが、僕が読みたかった論文は購読していなかったり、新聞は朝日のみなど限られてはいる(他の大学だったらどうなんだろう)。ただ、多読用英語本や放送大学自己学習サイト、実はすべての放送が視聴可能で他の授業をのぞき見することもできるなど、コンテンツは充実。

    授業が面白い、そして難しい

    え、世の中の大学卒業生ってこんなことを理解して試験やレポートを乗り越えてきたの?なのになんで?と、思うほど、「通信制」を甘く見るなよという難易度ですが、テキストがよくまとまっていて、放送大学だけではなく東大や京大などいろんな大学の教授が授業をしてくれるのは贅沢。とはいえ、男性教授の多さ(放送大学だけの問題じゃないですが。ようやく国立大学での女性教員の割合が20%を超えたそう)、フェミニズムやクィアスタディーズをメインにした授業はみつからないなど、その辺は別腹です。

    これから

    次の学期は、二科目くらいにしようと思いつつ、このまま卒業を目指すかどうかはまだ分かりません。しかし、生活の中に継続的な学習の時間が取り入れられて、自分がこれまで得てきた知識や経験の基礎を改めて学べるというのは、社会人学生だからこそできることだなと思いました。ドゥームスクローリングをしているよりはマシですし。

    試験勉強して良い成績を取るより、興味深いエリアを深掘りする材料にしたり、実際に知識を付けることに焦点を合わせたいと思いつつ、単位を落としたらやる気を無くすでしょうから、試験にもしっかり取り組みたい。とはいえ、七月はちょっとした公演が控えてたような気が…(暗雲)

  • Romeo and Juliet by Robert Icke

    Romeo and Juliet by Robert Icke

    Juliet came across as an intelligent, clever young woman, which I really liked. She wasn’t just falling in love with him—she was also trying to figure out, in a practical way, how they could be together.

    Mercutio was very charming and playful, and the Nurse had a strong presence. On stage, there’s sometimes a clock, and then suddenly time rewinds to an earlier moment when something in the story “fails”—for example, when Juliet doesn’t meet with Romeo at the party. Time goes back, a waitress bumps into someone, and Juliet and Romeo end up meeting instead. This emphasises that things aren’t really destiny, but more like coincidence.

    I wasn’t that entertained during the first half, it felt like watching a piped-down Icke in the NT, but in the ending of the second half, he did great work. A minute before Romeo takes the poison, Juliet’s hand comes so close to holding his. He drinks the poison and kisses her.

    And have you ever seen this kind of direction before? Juliet kisses him back—without a word. Did Romeo realise? Or did he think he was already in heaven?

    That moment was heartbreaking, even though I wasn’t particularly invested in their romance. Juliet makes a great plan, and it almost succeeds (if this were a Disney film, it definitely would). But just like how they met, they can’t live together—so close, yet so far.

    Then Juliet sees the life she dreamed of: a younger version of herself running around, Romeo appearing with a baby, time passing as they grow older together, her father dying, and the two of them ageing side by side with silver hair. All she wanted was this peaceful life—and it disappears right in front of her.

    We tend to expect more drastic changes from his direction, but this time he asks for more patience, saving everything for the final moment.

    By the way, they spend a lot of time in front of the stage in this play, so I would recommend avoiding seats with a restricted view.

    ★★★★☆

  • あたしゃ今、何をしているんでしょう。

    あたしゃ今、何をしているんでしょう。

    30代にもなれば、自分の専門分野が決まり、ルーティンや収入源をある程度確立してバリバリと働いてゆく。なんて思っていたのですが、ロンドンに来て、業界の雰囲気がガラッと変わった事もあり、まだまだ新しい事にも手を出し続けています。どの道が拓けていくかな。

    演出・シアターメーカー

    本懐は、演出や演劇作品創りなので、先日記事にもした「美女と野獣」をイギリスでプロデュースしながら、みゅーじっくはぐさんとの2027年新作音楽劇を執筆中。演出の機会があれば応募し続け、たくさん観劇をして学ぶのもひとつの修行。

    ドラァグ・モデル

    by Annam butt

    ロンドンで加わったのは、ドラァグクィーンとしての活動クィアなモデルとしての活動。アイデアがあれば、よりスピーディーに試作ができるドラァグ文化は奥が深く面白い。とはいえ、なかなか文化的なギャップを感じたり、ほんとに表現ジャンルがドラァグで合ってるか?とかも色々考えてしまい、ちょい活動緩やか気味。逆に写真や美術モデルは、東アジア人の表象が少ないこと、ダンサーや表現者として培ってきた経験がそのまま活きることが楽しく、9月頃までちょくちょくオファーがあるので、ありがたい。

    俳優

    俳優としての活動は、ちょいちょい知人に呼んでもらえたり、CMやナレーションなどの仕事があるものの、イギリスのアクセントを自由に扱えるわけでもなければ、演劇学校でみっちり学んだ土壌があるわけでもないので、少ないチャンスの中、何とか良い巡り合わせがあれば…みたいな気持ち。カッコつけて言うのなら、「私がやれることで、私がやる意義があると思うものならやりますよ。(もしくはとってもギャラが良いか…)」

    バイト

    それだけじゃあ、食っていけないので、週に二日ほどレストランでバイトをし続けている。チャリティーやコミュニティの仕事とかやりたいなと思ったりもしたんだけど、唐突に入る仕事も調節しやすいこと、長く真面目に勤めているので、お給料が悪く無いことから、惰性で続けてしまっている。せめて日本語講師とかすればいいのに。でもそれを始めるまでの時間が……。このまま何かのパートタイムジョブが必要となり続けるなら、水道の工事、ガスの点検、壁の色塗りとかの技術を付けたほうが、個人事業的にできていいかもなと思いつつ。

    英語

    日常的に英語の学習も続けている。ちゃんと学び始めたのは3年前なので、それと比較するともちろん伸びているけど、まだまだ言いたいことを思ったように伝えられているわけではない。先日オーディオブックで「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んで、日本語でも分からない物理云々以外は割と分かるじゃん!と調子に乗って、ヴァージニアウルフの「オーランドー」を聞き始めたら、情景は美しくて聞き惚れるんだけど「今、私は、どこで、これは誰の何を?え?氷?なんか綺麗…」くらいの理解度になってしまったので悔しい。最近はAnkiで、自分なりの単語帳を作ったりもしている。最近出会ったのは大団円を表す「denouement」など。これは一生の作業になるだろうな。そろそろ翻訳や通訳も学んでいきたい。どなたか日本語訳したい戯曲とかありましたら!是非!歌詞も作れます!

    トレーニング

    二日に一回は自宅で筋トレもしている。スクワットの負荷を上げたら、座っているときに骨が椅子に刺さる感覚が少なくなり、筋肉がケツを守ってくれてる…!と、感動。あと、ただただ見栄えのために胸筋を鍛えているのだけど、うまくパンプアップすると胸のあたりがぽにょぽにょして楽しい。

    寝る喰らう

    よう寝てる。7~8時間は寝るようにしてる。寝る前にどんどん灯を暗くするのが好き。

    野菜中心の自炊をし続けている。ほうとうすら麺から作れるようになった。パスタに重曹を入れて、中華麺として食べている。と、とある日本人に言ったら、軽く引かれてしまったので、相当舌が馬鹿になってきているのかもしれない。最近の発見は、ルッコラは春菊(ゆですぎ注意)。

    アカデミアへの憧れ

    クィア史を学んだり、脚本執筆のために歴史をリサーチしていたりすると、アカデミアにも興味が湧いてくる。今のところ、自分で論文発表をしたいわけでは無いのだけど、日本演劇における異性装の歴史など、自分がこれから尖るために必要なことをどんどん学ぶ為にも、改めて「土台」を固めたくなってきた。大学には通ったことが無いので。

    どこかで一年くらいMAに行きたいな。本当はその前に、イギリスの大学にでも行きたかったけど、学費が高いのと、時間かかるので、放送大学の授業をちらほら受けてみようかなと考え中。将来学位が無くて進学のチャンスを逃す。みたいなことを避けたい。それにしても学業にこんなにお金が掛かるなんて、どうかしてるぜ…。放送大学偉すぎる。

    高校卒業したてだったら興味が無かったかもしれないけど、「より良い思考の技法(’23)-クリティカル・シンキングへの招待-」「歴史のなかの人間(’22)」「中国からジェンダー史を考える(’26)」など、シラバスに興味がありすぎる。え~、みんなで一緒に通ってお話ししない?

    生活

    もちろん友達と話したり、ちょっとお散歩をしたり、来月の日本帰国の予定を立てたり、インスタのリール動画を延々と見続けたり、猫を撫で繰り回したり、色々あってケースワーカーと色々話したりセラピー通ったり、ギリギリ過ぎる選挙に行ったり(怒り)、こまごまとしたことに悩殺されたりもしております。

    節約をしすぎて非効率になっていたりすることがある気がするので、交通費やカフェ代くらいは惜しまず、もっとガシガシ創作やら研究に時間を充てられるようになっていきたいですね。

  • イギリスで日本のクィア演劇を上演!…に向けて

    イギリスで日本のクィア演劇を上演!…に向けて

    天羽の演劇業、最近静かなんですが、実はめっちゃ「Research and Development(通称R&D)」の真っただ中なので、そんな話を。

    さかのぼること2025年1月、Foreign Affairsから、「ビデオ会議しない?」と連絡が来る。彼らはイギリスで翻訳家を育成するワークショップや、翻訳劇の公演を行っている劇団で、以前彼らがノンバイナリーやクィアで日本人ルーツの俳優を探していたときにオーディションを受けた。

    なかなか思うように活動が進まない上に、VISAも切れそうだったので、思い出作りでもと参加し、「いろんなジャンルを渡り歩いて、とうとうイギリスまで来ちゃったんだけど、’I’m so lucky and talented(超幸運で才能ある)’から、どこでも何かしらの作品に出会えたんだよね」なんてほざいていたのが、役のイメージとあっていたと後に聞く。そう、舞台出演が決まった。

    出演することになったのは、新進気鋭の翻訳家たちが、1年をかけて英語に翻訳した戯曲を、抜粋して上演するショーケース。4つの戯曲の中のひとつ、劇団フライングステージさんの「美女と野獣 Kiss Canges Everything?」のドラァグクイーン、グロリアを演じることになった。

    再演時のポスター

    逃走中のチンピラ、リュウジは、取り壊し予定のマンションの地下に身を潜めた。そこで出会ったのは、煌びやかな恰好で歌い踊るドラァグクイーン、グロリア。足を負傷したリュウジの命は、彼女の手に託された。
    一つのキスは全てを変えるのだろうか?

    フライングステージは、1992年に旗揚げされ、代表の関根信一さんを中心に日本のゲイの姿をリアルに描く作品を作り続けているオープンリーゲイの劇団(12月末に新作公演「贋作・真面目が肝心」を上演)で、この作品は豊島区主催第8回池袋演劇祭審査会特別賞を受賞した二人芝居。当時グロリアは、脚本・演出の関根さん本人によって演じられた。

    本番前日の興奮はこのブログに綴った。当日は、とにかく観客の反応が良く、笑いや、緊張が肌に刺さってくるようで、役者冥利に尽きた。終演後も「あなたはどこに埋まっていた宝石なの」と聞かれちゃって、いやーこの一年レストランに埋まってましたけどね。なんて。

    翻訳をしたGareth(ガレス)と意気投合し、これまたやらない?!と、盛り上がり、私はこの作品の共同プロヂューサーになった。彼はオペラやミュージカルの劇作家で、大和日英基金に選ばれ日本で学び、ネルケの舞台『RAMAtical Murder』の字幕制作などに関わっていた犬好き。

    イギリスの演劇界は「Research and Development(通称R&D)」と呼ばれる研究と開発を繰り返す仕組みがある。例えば、俳優やドラマトゥルギーとワークショップを開催したり、歴史研究や調査を行ったり、ショーケースやスクラッチナイトと呼ばれる実験の場で発表をして、プロデューサーや観客から意見を貰ったり。そんなこんなを積み重ねて、資金が集まれば、ようやくフル尺での朗読公演をやってみようか!となる(もちろん資産があればR&Dを飛ばして本公演をすることも)

    一つの作品とじっくり向き合うことができる一方、「本公演」を打つのに何年も掛かるのはざらにあるので、時代性のあるものは難しかったり、モチベーションを保つのが難しかったり、予算が尽きたり。日本の小劇場の仕組みを話すと「どんどん自分の新作公演を劇場で出来るなんて羨ましい」と言われることもある。

    しかし、アイデアがあって、劇場やイベントに選ばれれば、「朝に稽古して、夜のスクラッチナイトに出て、フィードバック貰おう」なんて、限りなく経済・時間的なリスクが少ない状況で作品を試せる環境で、ついつい「プロの俳優なんでしょ!」とか「なにがあっても初日は開けなきゃ!」なんて思っちゃいがちだけど、あくまで「from scratch(ゼロから)」試す場所。クォリティがまちまちなのも醍醐味。

    © Kate Hockenhull photography

    4月には、劇団フライングステージの関根さんとお話しする機会があり、イギリスでの公演を目指す太鼓畔を押してもらう。ほとんどの演劇プロデューサーは上演権を取るのに四苦八苦するものなので、協力的な姿勢に感謝してもしきれない。そして、SOHOに位置するUnderbelly Bourlevardという劇場にて、2度目の抜粋公演を行い、A Young(ish) Perspectiveという演劇レビューサイトより星四つの高評価を獲得。

    並行してドラァグクイーンを演じるためのリサーチと称してドラァグパフォーマンスを学んだり、各劇場やファンディングに企画を持ち込む日々で、来年にはもう一歩進んだ進捗があるかも…?(ほんとにまだわかってない)

    イギリスには、LGBTQ+のコミュニティーを祝福するKing’s Head Theatreや、東アジア・東南アジアのLGBTQ+の映画やライブパフォーマンスのフェスティバルを行うQueer East、エビータやサンセット大通りの演出でその名をほしいままにする演出家Jamie Lloydはパートナーとイチャイチャする写真ばかりインスタに載せているし、トランス差別主義者のJKローリングやイーロンマスクに抗うかのように、クィアコミュニティを支え、祝福し、発展させる強い力が存在する。

    ロンドンで「1992年に旗揚げされたオープンリーゲイの劇団フライングステージ」と、紹介するたびに「なんて先進的なんだ」と驚かれる。そして、果たして今日本の演劇界はLGBTQ+をサポート・祝福しているだろうか?と思うと、いや、疑問が残る。ただ、小沢道成さん脚本・演出・美術のEPOCH MAN新作公演『The Closet Revue』では「男性として社会に生きながら、華やかな装いとパフォーマンスで自己を表現する人物たちを描く」そうだし、篠井英介さんがブランチを演じる「欲望という名の電車」の再演、いいへんじ『われわれなりのロマンティック』など、個性的なクィア演劇作品がたくさんあるので、観客や作家たちだけでなく、劇場や制作会社、文化庁、スポンサーといった方々にも、どうやったらよりクリエイティブに包括的に創作ができるか考え、取り組んで欲しい。

    僕は僕でこの作品を、日本のクィアシーンを、どうやって現代の観客に届けるか、同じくノンバイナリーのGarethと試行錯誤し続けている。LGBTQ+の権利を評価するヨーロッパ内のランキングが、2015年の1位から2025年には22位に墜落したUKを見てきた彼は、同性愛嫌悪やヘイトクライム(人種や性別、信仰などの特徴に基づいて行う犯罪や差別)を扱ったこの作品が、悲しいことに、今の英国人にも響くかもしれないと指摘している。また、クィアな作品・日本の作品、どちらもあるが、イギリスでその二つが混ざり合うことは稀であり、新たなコミュニティにスポットを当てられたらと奮闘中。

    周りまわって、日本でも公演ができたらなんて思いを馳せつつ、自分で言った通りこの作品と巡り合えたことは、本当にラッキーだなと思う。その幸運よ、ウエストエンドまで連れてっておくれ!

  • ロンドンで手に入る日本食材

    ロンドンで手に入る日本食材

    結論!工夫次第でかなり手に入ります。値段は2~3倍しますが…

    渡英前にこれでもかと詰めた日本食。誰もが餞別にくれたお出汁たち。上陸したその日に入った地元のトルコ系スーパーが、英語表記すら少なく、「明日から何食べていいか分からない」と、大泣きしたのがつい昨日のよう。日々味噌汁を飲んでおります。

    日系スーパー

    Rice Wine Shop

    ロンドンにある日本食材店「Rice Wine Shop」の外観。看板に「JAPANESE FOOD」「SUSHI TAKE AWAY」などの文字があり、店内には商品棚が見える。

    一番お世話になっているのは、ロンドンの中心・SOHO(ソーホー)にあるRice Wine Shop(らいすわいんショップ)。劇場街の近くにあるので、舞台に行く前に立ち寄り、セール品を購入して、劇場の荷物チェックで「いっぱい買ったね~」と言われたり。

    近くには有名なJapan Centre(通称:ジャパセン)という大きい日本スーパーもあるのですが、値段が高いことが多く、どちらかというと観光客向けなので、あまり利用していません。らいすわいんは、小さめのコンビニくらいのサイズであるものの、味噌や醤油、お米、お菓子、餃子の皮、龍角散のど飴、味覇、こんにゃく、お好み焼きの粉など、在英日本人の心を掴む品ぞろえが割と手ごろな価格で手に入るので、おすすめです。

    Natural Natural Finchley Road

    野菜や果物が並ぶ市場の棚と、玄米高菜おにぎりのパッケージ。棚には有機じゃがいも、玉ねぎ、トマト、レンコン、里芋などが並び、価格表示もある。おにぎりのラベルには「Brown Riceball (Pickled Veg)」「玄米高菜」「£1.40」と記載。

    駐在の方や、ちょっとリッチな日本人たちが住んでいる北西のエリアには、natural natural(なちゅーるなちゅーる)が3店舗あります。お値段は少しだけお高めですが、店内は綺麗で品揃えも良く、特に新鮮なお野菜やお刺身などが充実。

    写真右側のおにぎり。ええ、もちろんプラスチックは環境によろしくないのですが、パリッとしたお海苔に、玄米と高菜のシンプルなおにぎりを食べた日にゃ、きちんと泣きそうになりました。

    Tazaki Cash and Carry

    東京における新木場・豊洲あたりっぽい雰囲気のエリアにあるTazaki(タザキ)は、UKやヨーロッパで日本食材の流通を行い、YUTAKAという日本食ブランドを立ち上げたTAZAKI FOODによる倉庫風のデカいスーパーです。元はSee Wooという中国系スーパーだったそうで、かなりその面影を残しつつ(お店の半分くらいは東・東南アジア食材です)冷凍食品や、デカい醬油など、とにかく安く買いたいときにおすすめです。ただし、場所が多少辺鄙なので車が必要。

    おそらく、上記のスーパーたちの卸を行っているのがここなので、特に賞味期限間近(や、過ぎてるもの)の価格は、とても安い。しかし、何があるかは博打で、絶対ありそうな餃子の皮を求めて来たのに、完売していたりと、品ぞろえは不安定。Cash and Carryとありますが、業務スーパー的な意味で、勿論一般の人も使えますし、現金を用意していく必要はありません。

    アジア系スーパー

    たとえば、チャイナタウンにあるSeeWoo(シーウー)、中国版TazakiのようなWing Yipなど、ロンドンで「Asian Grocery Shop」と検索すればかなり多くのアジア系スーパーマーケットがあります。その中でも最近街の中心部にあり、勢力を拡大しているのが、韓国系スーパーマーケット。だってほら、ごま油恋しくなるじゃん。

    冷凍食品売り場の棚に並ぶ「HARUMI」ブランドの焼き鳥サテー味と蒸し鶏餃子のパッケージ。パッケージには「焼き鳥のサテーソース」「蒸しチキン餃子 」「Rich in flavour」などの文字が記載。
    味わい深い謎の冷凍食品と出会えるのもアジアンスーパーの良さ。サテーソースってなに?

    Oseyo

    どんどん店舗数を拡大しているのが、Oseyo(オセヨ)。韓国食品だけではなく、お醤油やごまなどの調味料や、餃子や魚介類などの冷凍食品の取り扱いもあります。たまにBoots(ブーツ)などのスーパーで見かけるTANPOPOというお弁当ブランドは、Oseyoによるもの。

    Seoul Plaza

    Oseyoに続いて、ロンドン中心部やアジア人の多いGolders Green駅などにあるSeoul Plaza(ソウルプラザ)。ちょっとしたお弁当の取り扱いもあります。

    英国スーパー

    日本食材コーナーの棚に、抹茶リキュール、ラムネ、醤油、寿司米、味噌、カツカレーペースト、アサヒビール、ライスクラッカーなどが並んでいる。価格表示あり。
    突如始まったジャパニーズフェア

    ここまで、アジアンスーパーをお伝えして来ましたが、実はどこにでもあるTesco(テスコ)、Sainsbury’s(セインズブリーズ)、ちょっとお高めのM&S(エムアンドエス)やWhole Foods Market(ホールフーズ)などにも、だいたいASIANコーナーがあり、11%くらい日本食の恋しさを紛らわせてくれます。また、近しい味の野菜もたくさんあるので、慣れてくればかなり便利に使いこなせるはず。例として主にSainsbury’sで、どんなものが取り扱いがあるのか列挙しますね。

    ※価格は2025年7月現在です。大体£1=200円くらいで計算すると価格帯が分かりやすいと思います。

    野菜

    わけぎ(Spring Onions)69p

    スナップエンドウ(Sugar Snap Peas)£1.55

    ほうれん草(Spinach)£1.35 ※ただし茎は無し

    キャベツ(Sweetheart Cabbage)69p
    とんがりコーンのような形が特徴的で、日本のキャベツのように柔らかい。丸っこいキャベツはロールキャベツなどの煮込み料理向き。

    白菜(Chinese Leaf)£1.40
    日本で買う白菜よりは小ぶりですが、キャベツと違う出汁が出る白菜はやはりありがたい。

    ネギ(Leeks)£1.39
    日本のより太め、泥がついてることが多いので、よく洗うべし

    チンゲン菜(Pak Choi)£1.50
    水菜や小松菜は全然手に入らないのに、チンゲン菜はある!と、感動。

    もやし(Beansprouts)75p
    ちょっと高めだけど、そもそも「日本のもやしは安すぎる」と農家さんも嘆いていたので適正価格な気もする。缶詰のもやしもある事を知り、興味…!

    しいたけ(Shiitake)£1.70
    マッシュルームばかりだったイギリスのスーパーに革命が!日本のより薄いですが、やっぱり美味しい。ベジタリアンの中で肉に感触が似てる!と話題になった事も後押しをしたっぽいので感謝。

    オクラ(Okra)£1.70
    山芋とか納豆は日本スーパーに行かないと無いので、何かねばねばしたものが食べたくなった時におススメ。

    雑に置かれてる野菜たち。割と嫌いじゃない。

    乾物や調味料

    日清の袋麺(Demae Ramen)75p
    「出前一丁」という、知らない名前で売られている日清の袋麺。ふっつーに袋麺なので、すごく助かる。ごま油が別添えでついているのもポイント高い。辛いの好きな方は、辛ラーメンもどこにでもあります。

    タイ米ジャスミンライス(Jasmine Fragrant Rice)£8.00
    日本スーパーでお米も手に入るのですが、このお米を1時間くらい給水させれば割ともちもちのご飯が炊けるので、個人的に推してます。何しろ安い!

    キッコーマン醬油 500g(Kikkoman Soy Sauce) £4.10
    日本スーパーで買う方が安めですが、醤油が!英国スーパーで手に入る!

    うどん(Udon Noodles)£1.00
    日系スーパーやアジアンスーパーで手に入るもののほうがおススメですが、一応うどんもあります。乾麺も

    豆腐(Tofu)£1.75
    スーパーの冷蔵庫で売られている豆腐は、基本的に硬いことが多く厚揚げなどには良いですが、冷奴などには不向き。紙パックに入れれて常温保存できる豆腐がおすすめです。色んなブランドがありますが、特にClearspring OrganicSatonoyuki Tofuがお気に入り。しかし、日本で一丁100円で買えていたころを思い出してホームシックに。

    カレールウ(Japanese Curry)£2.75
    日本のカレーはイギリスでは「Katsu Curry(カツカレー)」と呼ばれています。例えカツが乗っていないとしても。

    油揚げ(Abura-Age)£1.10
    ありがとうYUTAKA…これからもよろしくYUTAKA…。でも正直、かなり大きなスーパーに行かないと無いかもしれません。日本食スーパーにはよく冷凍で売られています。

    わさびチューブ(Wasabi)£1.75
    寿司の人気はすごいですね。その勢いで是非、にんにくや生姜チューブも…と思っていたら、格安スーパーのLidlなどで見かけるようになってきました。

    鯖缶(Canned Mackerel Fillets)£1
    トマトソースやオリーブオイル漬けもあります。

    たべっ子どうぶつ(Dream Animals Butter Biscuits)£1.00
    卵不使用の言わずと知れた懐かしお菓子。まさかイギリスで会えるなんて。

    宅配サービス

    WASO

    10年前に僕と同じYMSビザで渡英した方が立ち上げた日本食品の宅配サービス。タイ米や、イタリアで作られた日本米のゆめにしきは、他のスーパーでも、手に入りやすいのですが、日本米や特定のあの味噌が食べたい!と欲が出たときに、出会っちゃいました、WASO(わそう)。

    WASO公式サイトのスクリーンショット
1. 精米したて 北海道産ななつぼし5kgの白米袋。白いパッケージに緑のラベルで「精米したて ななつぼし」と記載。
2. 鰻の蒲焼き1切れが白い皿に盛られている。Nobu Sakaguchi監修、120-130g、セール価格表示あり。
3. A5鹿児島和牛リブアイすき焼き用スライス肉。黒いトレーに入っており、赤身と脂のバランスが美しい。
4. A5上州和牛リブアイしゃぶしゃぶ用スライス肉。緑の葉が添えられた黒いトレーに入っている。
5. サーモンのぶつ切り90-100g。丸い黒皿に盛られ、オレンジ色のサーモンが中央に山盛りになっている。
6. 冷凍ウニ(カナダ産)100g。白いトレーに6列に並べられたウニが入っている。

    しかもなんと、離島含むUK全土へ配送料無料(ミニマムオーダーは£29.95)用事のついでにお買い物に行っても、冷凍食品を持って帰るのは難しかったり、そもそも交通費が高いイギリスでは、配達のほうが安いのでは…?と思う事も。しかもHPが日本語対応で探しやすい&刻みミョウガや塩昆布、十割そばなど、スーパーではなかなか遭遇出来ない商品も揃っています。

    ロンドンに住んでるからか、早いときは当日~翌日には届きますので、逆に要注意。

    初回注文時に友達紹介コード「t2na5p」を入力すると、15%の割引、僕にもポイントが入りますので良かったらご利用いただけると嬉しいです。

    ocado

    英系スーパーで手に入るものは、だいたい手に入りJapaneseを選択すると、上島珈琲や枝豆など、色んな商品が並びます。でも個人的に利用したことはまだありません。

    その他の宅配サービス

    世は大宅配時代!らしく、らいすわいんしょっぷ、Tazakiを運営しているYUTAKA、もちろん紹介したSainsbury’sも、それぞれの宅配サービスを実施しています。私は貧乏性というか、貧乏なのでついつい足を伸ばして買いに行ってしまいますが、自分の環境に合う宅配サービスが見つかれば生活の基盤がしっかりとするかもですね。

    まとめ

    ああ、ついつい「いかがでしたか?」というアフェリエイト定型文を書きたくなりますが、抗わねば。だって僕は、アマゾンのアフィリエイト審査に落ちた人……。

    ということで、ロンドンでもかなり日本食品は手に入ります!お陰で、レバニーズ料理や、アフリカン料理などのスキルが全く伸びず、ついつい愛する白ごはん.comでレシピを探し始めたりしています。とはいえ、出汁パックやニラ、山芋、おから、赤福(日本でも難しい)、旭ポン酢、山吹 無添加大寒仕込み(好きな味噌)など、ニッチな商品は手に入りづらいので、日本への一時帰国が楽しみですし、友達がイギリスに来る際の差し入れに生かされています。

    イギリスの物価や日本からの配送料を考えたら、値段が2~3倍するのは仕方ないですし、(たまにお野菜などは日本より安かったりする。ありがとう。生活必需品への消費税0%)売れなくなったら、取り扱いの見直しをされてしまう可能性もあるので、積極的に買うようにしています。そう思うと、買い物もいちいち意思表示であり、社会参加ですね。ロンドンに来る理由は人それぞれですが、食が不安と言う方も多いかと思いますので、どなたかの参考になれば幸いです。

    イギリス生活御用達アプリ

    イギリス生活や海外生活で使うあれこれには、友達紹介ができることが多く、もし下記のリンクを使っていただけたら、お互いに特典があるのでとても嬉しいです。ちなみに、各サイトやアプリの使い方は「○○ 使い方」で素晴らしい記事たちが出てきます。

    WISE:安くて、分かりやすい手数料で海外へ送金ができる。海外生活・海外旅行に必須なアプリ。すぐに現地で使えるデビットカードも作れるので、超お勧めです。紹介リンク経由で75,000円分の送金手数料が無料になります。公式による使い方

    MONZO:イギリス在住者向けの無料で作れるオンラインバンクです。給料の振込口座として使うと1日早くお給料を受け取ることができます。お互いに£10もらえます。

    giffgaff:日本に無料でSIMを送ることができるので、現地に着いた瞬間からスマホを使えて安心しました。このリンクからの申し込みで、お互いに£5獲得できます。

    もし、この記事書き手の天羽尚吾を知らないよ~という方がいましたら、作品をご覧いただいたり、InstagramBlueskyをフォローしてもらえたら嬉しいです!質問もいつでもお寄せください。

  • 30代からの自己肯定は、過去に糸を通すことかもしれない

    30代からの自己肯定は、過去に糸を通すことかもしれない

    日本に居る時は、かなり下駄をはかせてもらっていた。自己紹介では「仮面ライダーシリーズってご存じですか?日曜の朝にやっている…そうなんです。そちらで悪役を演じたり、ドラマの相棒ってご存じですか?」と、謙虚なフリをした導入をすれば「名前は知らないけど一応プロの俳優なんだ」と思ってもらえることが多い。演劇を知っている人なら「弱虫ペダル」「ホリプロのピーターパン」「ブス会*」などの切り札がある。

    しかし、ここはイギリス。僕の経歴を伝える為には、作品名や役名だけじゃなく、何故選ばれて、どんなことをして、何が今の経歴に繋がり、何故このポジションに相応しいのか、説明しなければならない。しかも業界も肩書も漂ってきたので、首尾一貫していないように見えるのだ。

    うろ覚えのキャリア初期から、最近過ぎて客観視できないものまで、記憶とデータを漁るうちに、「ええ仕事しとる。」と感心したし、表面上は繋がってないように見えても、色んな糸で自分の経歴を縫い合わせることが出来るなと気が付いた。

    僕の演劇デビュー作、世田谷文学館主催「ガラスの仮面第二期生」で演じたのは、開演するや否や上裸になり、ブラジャーを付け始める女装少年。少年社中「贋作・好色一代男」での妖艶な稚児・菊丸、「モブサイコ100」の魔津尾、現在ロンドンでプロデュース中の劇団フライングステージさん原作「美女と野獣」のドラァグクィーン・グロリア役と、18年もクィアキャラクターを演じ続けているレインボーな糸。

    高校の頃に自主製作をした「Cicatrice」では、職業差別に苦しむ死刑執行人と、女性の連携、同性愛。今となってはイマーシブシアターと呼べるだろう「追風バルカロール」は劇場空間を船内に見立てた18世紀の移民ラブストーリー、ロリイタ服のプライドを精神に纏うと決めた女性を描く自主製作映画「クローゼットのお姫様」からの、有害な男性性に藻搔く男たちを描いた「NOW LOADING」と、「マイノリティに光を当てた社会派ミュージカル(でもエンタメな演出)」しか作ってないことが証明される思ったよりも太かった糸。

    最悪だったオーディションをまとめる糸、求められたことを確実にこなした仕事人な糸、今思えば、もちょっとできたんじゃないかの糸。「この4作品に来てくれたこの人は、こんな分析をしてくれた」という祭縫い、「初観劇の寿司職人を呼んだら花束を抱えて号泣してた」という安全ピン、「こんなお手紙を貰った」という実存する束もある。

    観に来てくれたり、関わった人たちそれぞれの糸があるだろうから、僕もしらない縫い目があるのだろう。Twitterは辞めたけど、お世話になった西田シャトナーさんにどんな声を掛けてもらってきたかなと、「天羽 from:Nshatner」で検索をしたら涙が出そうになった。これはシャトナーさんからのギャザー。

    ついついキャリアばかり目を向けてしまうけど、保健室、心療内科、カウンセリングを通ったからこそ切れてない糸だったり、血涙を流して節約したから長さがギリ足りた糸だったり、ロンドンに来てもこうやってブログを書いてるからこそ、誰かの記憶の中で僕の糸が途切れてない。みたいな糸もあるかもしれない。

    これまでの人生「これから」ばっかり意識して生きてきたけど、31年間色んなところで色んなことしてきたわけだし、偶にはこうやって過去を振り返って、自分の頑張りを愛して、選ばれなかった時にちゃんと自分側に立つこととか、「相手のセンスかタイミングだなー次はこの縫い目で勝負するか」と、策を練ったり、「あれ、ここの部分、まだ全然世間が評価してないじゃん!売り出していこ!」と、ブーストかけることによって、仕事が一番楽しいと噂の30代40代をノッていきたい今日この頃。

    そういえば、小沢道成さんがロンドンで「Our Cosmic Dust」を上演していて(素晴らしかった!)、日本からクリエイティブチームが参加したり、たくさんの俳優が応援しに来たりしてて、人望…ってなった。もうね。2年くらいいるのにね、まだね。誰もロンドンに来てくれてない。さみしい。いいもん。こっちにも友達いるもん。と、すぐに糸をこんがらがせようとしたけど、小沢さんのお陰で久しぶりに再会できたプロデューサーの半田桃子さんをフィッシュアンドチップスに連れてくことが出来て、在英人の務めの赤と青と白の糸が通った。

    来るときは教えてね!電子化されてない本と、日焼け止めクリームと、日本でしか手に入らない食材を持ってきて欲し…

  • 流れに身を任せていたらドラァグデビューしてた

    流れに身を任せていたらドラァグデビューしてた

    5月13日の火曜日、ロンドンにあるクィアなクラブ「THE DIVINE」にてドラァグクイーン・Showgirl(ショーガール)がデビューを果たしました。マジで?

    僕自信が当初勘違いしてたので、念のためですが、「ドラァグクイーン」は「薬漬け女王(Drug Queen)」ではなく「引き摺るほどのドレスを着た女王(Drag Queen)」です(諸説あり)。日本では単に女装と呼ばれたりもしますが、ドラァグキングという男性的なドラァグもいたり。女性のドラァグもあったりするので、超多様です。

    クラブに侵入するため、ルポールのイベントに行くため、メイクアップをしてドレスを着て出掛けたことはあるけど、どこでドラァグを始めればいいのか、お酒強いわけでもないし、そもそも日本で俳優活動するときにドラァグやってるって大丈夫なのか?みたいな懸念から(もちろん、ドリアンロロブリジータさんやエスムラルダさんがいらっしゃいますが、若手俳優界の一員としてはなかなか思い悩んだ)ドレスもメイク用品も箱に閉まったままだった。

    WERQ THE WORLD 2020に行った時の装い。今回もこの写真を応募に使った

    とはいえ、ドラァグクイーンのような装いの魔津尾や、1月に出演したロンドンでの朗読公演では、オープンリーゲイの劇団フライングステージさんの戯曲「美女と野獣」のグロリアを演じる機会にも恵まれ、ドラァグのスキル磨いたり、パフォーマンスしたいなと思うように。

    そんな中見つけたのが、ドラァグショー「The Molting Season」に出演できるオーディション。名前すら決めていなかったので、友達にアドバイスをもらいながら、名前を「Showgirl」にする。(尚吾を英語っぽく読むと…そう、駄洒落)「どんなパフォーマンスを考えていますか?深夜2時に考えついた生焼けのアイディアでもOK」と質問されたので、神田沙也加さんのマイ・フェア・レディの演技大好きだったなとか、イライザが英語の発音を磨かなきゃならないなら、僕なんてもっとでは?みたいなあたりから、「東京からロンドンに来たShowgirlが住む家を探しながら英語を勉強するMy Fair Ladyなミュージカルパフォーマンス」という概要をでっちあげたところ、チャンスを勝ち取る。

    今後どれくらいドラァグをするか分からないし、お金もないから、つけまつげとスカート、ヒール、写真撮影用の着物(日本に戻ったらいくらでもあるのに…!)だけチャリティーショップやフリマアプリで購入して、ミシェル・ヴィサージュに怒られそうなウィッグ無しのドラァグの準備を進める。

    台本を書くのがとにかく大変で、面白いかどうかの以前に、意味わかる?みたいな不安が募って、リハ前までは絶望。本番前日にリハーサルがあったので、全力で挑んだら思ったよりウケて、パフォーマンスのアドバイスをくれるメンターからは、「他の人にはびっしりメモを書いたけど、君のパフォーマンスはそういうことじゃないと思ってペンを置いて楽しんじゃった」と言ってもらい自信がつく。いや、アドバイスはくれ。

    ロンドンに居ると、ほとんど誰も僕の経歴を知らないし、セリフの解釈や演技云々の以前の問題が山積みだし、チャンスもなかなか掴めないから、明確な自信は失って、漠然とした謎の自信だけで突き進んでいたんだけど、考えてみたら、ステージに立つ、観客の呼吸を掴む、パフォーマンスを完遂する。みたいなことは何十年もプロフェッショナルとしてやってきたんだよね。

    当日は客席が驚くほど暖かく、よく笑ってもらえたし、「リップシンクだと思ったら生歌で何が起こってるの⁉︎ってなった!」とか移民を削減すると発表した政府への皮肉が、「最高のパンチラインだった」言ってもらえて、とにかく安心した。安心したので、もっと皮肉を効かせたいなとか、次にやるなら何のミュージカルかな。とか、考え始めた。

    パフォーマンスをした3人のドラァグ Photo by Matti (@matti_arti)

    今はとにかくいろんな方向に種を蒔いている。ミュージカルの演出するぞ!!と心に決めつつ、俳優としても、ちみちみとミュージカルやドラマのオーディションは受け続け、先述した「美女と野獣」の公演を行うために翻訳家とプロデュースを進め、日本で公演するミュージカルの脚本も書いて、コラムやら何やら書かせてもらえないかなーとブログを執筆しつつ、今度はドラァグクイーンとしてのラインナップも増やせたら、が加わった。どれも安定した道じゃないし、何の保証もないけど、とにかくどうにか舞台と関わりながら、猫と共に食べていけるほどの収入を得られるようになれたらな。と願ってやまない日々。

    とか言ってたら2回目のリーディング公演が決まりました。1枚スワイプしてね。

    パフォーマンスは最高に楽しかったのに、ちょっと燃え尽きていた今日この頃。でも、この記事を書いているうちに、きついけど、アーティストの道なんて有史以来ずっときついんだから、それを当たり前と思って楽しもうと、思えてきた。よかったよかった。いつか日本でもドラァグパフォーマンスできますよーに!

  • 北野武「首」は、クィア映画ではない

    北野武「首」は、クィア映画ではない

    ロンドンでQueer East Festivalのオープニング作品として北野武の「首」を鑑賞した。ホモエロティックなシーンは確かに描かれているが、誰も男色に思い悩んでおらず勝手に生き生きとヤリ合ってる潔さが、ある意味ラディカルで面白い。西洋的価値観の影響がまだ弱い頃の日本。

    しかし一方で、ビートたけし演じる秀吉の、どこまで出世しても武士や男色の美意識の中で生きられず、壊れた望遠鏡で戦地を覗く外野の「百姓上がり」に過ぎないという悲哀、そしてそれを凌駕するシュールな面白さの複雑さと比べると、男色の描写はとたんに甘くぼやけてしまう。だから、これはクィア映画ではない。いや、Queer Eastが勝手に招致したわけだが(この団体自体はすんごく応援中)

    裸で横たわる光秀と村重の布団は驚くほど乱れておらず乾燥していて、匂い立つものが何も無い。たびたび挟まれるキスシーンにも、出世を目論む瞬間や、生き死の瀬戸際より遥かに薄っぺらく、「なんかまあ、北野武監督が言ってるし…頑張るか…」といった気おくれしている空気すら感じる。

    ゲイじゃない俳優や演じたりすることで、躊躇や無理解がにじみ出てしまうのであれば、どうしてクィアなクリエイティブ陣やら俳優陣、あるいはインティマシーコーディネーターの力を借りられないのか。実は「出世のために男色まがいをしている」という演出であれば、その白々しさに意味が宿ったかもしれないが、「百姓」である秀吉が理解できないほど燃え上がっている描写としては不十分。

    唯一、予告編にも登場する信長が刀の先についた饅頭を村重に食べさせ、血みどろになった口に接吻をするシーンは、三島的な倒錯感と迫力に満ちていた。好みではないが。

    あんなにチュッチュしてるのに、予告編には一切登場しない

    別に生々しくする方向じゃなくても、男色をもっと面白く、もっと気まずく描く方法は無数にある。他のシーンと同等か、それ以上に。

    これだけ予算をかけて、男色をロマンス以外の形で描こうとする試み自体は非常に面白く、どうにか助成金を貰って短編作品を作っている各国のクィアアーティストから相当な嫉妬を集めているだろう。だからこそ、監督・北野武には作中の秀吉のように「わかんねえや」で済ませないで欲しい。

  • Kubi (首) is not a QUEER FILM.

    Kubi (首) is not a QUEER FILM.

    I watched Takeshi Kitano’s Kubi as the opening film of Queer East Festival in London. The freely and vividly homoerotic scenes are certainly there, and no one seems to be conflicted or tormented about their desires. That kind of unashamed vitality feels, in a way, such a radical especially, as a historical Japanese film. It is a Japan from before Western values took hold.

    That said, when compared to the bittersweet complexity of Beat Takeshi’s portrayal of Hideyoshi—a man who, no matter how far he climbs the ranks, remains a mere “peasant-turned-general,” always on the outside looking in through a broken telescope, unable to live within the aesthetics of the samurai class or their appreciation of gay love—the depiction of queerness in the film becomes suddenly shallow and vague. Which is why I’d argue; this isn’t a queer film. Sure, it was just Queer East invited it (and to be clear, I wholeheartedly support itself).

    Take the scene where Mitsuhide and Murashige lie naked in bed. The Japanese style bed is bizarrely tidy and dry there’s not even a trace of sensuality. The repeated kissing scenes, too, feel far more superficial than moments of ambition or life-and-death stakes. There’s even a sense of hesitation in the air, like: “Well… Kitano says so, so I guess I’ll give it a try…”

    If having straight actors play these roles leads to awkwardness or a ignorance, then why not bring in queer creatives, queer actors, or even intimacy coordinators? I’m here! Although I’m in London though. If the intention had been to show characters engaging in same-sex acts just for the sake of social climbing, then that hollowness might have made sense. But if we’re meant to believe that the peasant-born Hideyoshi is witnessing a passion so intense he simply can’t understand it. It’s just not convincing.

    The one exception is the scene, also featured in the trailer, where Nobunaga feeds a manju off the tip of his sword to Murashige, then kisses his bloodied mouth. That moment had a perverse Mishima Yukio-ish esque intensity to it, powerful. For my desclaimer.Not really to my taste.

    Despite all the kiss scene in the film, not a trace of it appears in the trailer.

    It’s not that things have to be explicit. But there are so many ways to make queerness feel funny, tense and awkward.

    The ambition to portray historical gay relationships in a form other than romance, and with this kind of massive budget, is genuinely intriguing. I imagine queer artists around the world—myself included—who are scraping together grants for short films, are wildly envious. And that’s exactly why I hope Kitano Takeshi, as director, won’t just brush it all off with a “dunno, man” like his Hideyoshi character does in the film.

    ★★★☆☆

  • Drag Me a Name!

    Drag Me a Name!

    Am I a drag?

    Well, I’ve played three different drag queen roles on stage, and I’ve snuck some sneaky drag into a few parties. But I’ve never actually claimed a drag name of my own… not yet.

    Some of my dream roles are Angel from RENT, Hedwig from Hedwig and the Angry Inch, and Benten Kozō from Kabuki. Certainly, I’m also very down to play Mimi or Rapunzel—I’m versatile like that.

    Back in Japan, most actors avoided announcing their sexuality or gender identity publicly. I followed that unwritten rule. But here in the UK, especially theatre world, sharing your pronouns is totally common. I’ve felt much freer to represent and support the queer community since I came out as non-binary last year (I know, but a big step for someone from Japan). It feels amazing.

    I’ve been lucky to play a few drag roles in the UK—and I realised that my drag could actually inspire people and make them laugh. And drag lives in theatre, in cabaret, on the scratch night. That opened up a whole new world for me. Could I expand my creativity through drag? Could I find a persona that blends theatre, gender, and thoughts in my own way?

    I’m currently applying for a drag scratch night, produced by Matti and Bard the Beholder. Which means—it’s time to drag my drag name. Wouldn’t be the most exciting?

    So… what kind of queen am I?

    My Werk Room entrance line would definitely be: “I AM the DRAMA QUEEN!” Obviously. Theatre references are a must. But I don’t wanna too niche because I am already niche. So, what else? Something shoutable. Some name ideas I’m playing with…

    My Fair Neki

    “Neki” is Japanese net slang for “sister,”. I’m in London, I’ve got a massive accent (not Cockney, sorry)—it seemed perfect. But “Neki” is pretty minor, and might not clearly link back to Japanese culture for people here. Still, I will perform as My Fair Neki at some point, I promise.

    Showgirl

    My real name is Shogo, and people often struggle to pronounce or remember it. I tell them like “Just think SHOW must GO on.” or, “Call me Showgirl!” but it’s a just me, not a separate persona. Although, for my disclaimer, RuPaul is RuPaul.

    Something with ‘Amor’?

    My family name is Amo (天羽), which means angel wings or sky wing but I’ve been crawling through a grounded life. Not winged anymore. Sound-wise, it’s close to amor, but I’m not that familiar with Spanish or Italian culture, so I’m still hesitating. Also, I’m not romantic.

    I should’ve brought my red heels and wigs from Japan. I want to avoid buying mass-produced dresses, but I’m also not great at sewing… So there will be challenges. But yeah, even if I walk on stage in jeans and a white t-shirt, I can just say “This is a Jamie Lloyd–style drag queen.” Conceptual. Theatre darling.